大門王子
和歌山県田辺市、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産になった熊野古道・中辺路(なかへち)途中にあるのが大門王子(だいもんおうじ)。熊野九十九王子社(くまのくじゅうくおうじしゃ)のひとつ。高原集落から十丈峠へ向…
和歌山県田辺市、世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産になった熊野古道・中辺路(なかへち)途中にあるのが大門王子(だいもんおうじ)。熊野九十九王子社(くまのくじゅうくおうじしゃ)のひとつ。高原集落から十丈峠へ向…
和歌山県田辺市、熊野本宮へとつながる熊野古道・中辺路(なかへち)の高原(たかはら=不寝王子と大門王子の間)にある古社が高原熊野神社。応永年間(1394年~ 1428年)に若王子(にゃくおうじ)を熊野本宮から勧請して創建。…
熊野古道、熊野九十九王子(くまのくじゅうくおうじ)のうち、田辺側からの中辺路(なかへち)の入口にある社が滝尻王子(たきじりおうじ)。五体王子(滝尻王子・発心門王子・藤代王子・切目王子・稲葉根王子)のひとつ。富田川(岩田川…
タケウチ氏には竹内氏もいれば、武内氏もいる。竹内氏はタケウチと読んだり、タケノウチと読んだりもする。数的にはタケウチと読む竹内氏が圧倒的に多く、そのルーツは地名から来たものと、神功皇后(じんぐうこうごう)の新羅出兵(『古…
原とは野を下った所に広がる平らな場所という意味で、これが原という苗字が誕生したもの。有名人では、「平民宰相」といわれ、東京駅構内で暗殺された原敬(はらたかし)は、陸奥国岩手郡本宮村(現・岩手県盛岡市)の出身(盛岡藩士・原…
森田とは、字句どおりに「森の近くにある田圃(たんぼ)」という地名姓と、森の形や神社の鎮守の森などの地形姓などからも生まれている。地形姓としては、さらに盛田や杜田、守田が生まれてくる。森下、森山、小森、森岡、そして森さんな…
上田という地名は、まさに地名姓の典型。田を上田・中田・下田と区別したときの「上の方の田」とか、水田の質の「上質の田」いう意味から生まれた地名姓。上田さんの多くこの地名を負い、とくに、信濃国上田という地名をルーツとした上田…
家紋の中で一番わかりやすいのが文字紋である。文字紋はその名の通り、文字を母体にしていて、少し前までは、歴史のある三越や伊勢丹、高島屋、大丸といったデパートは文字のマークを使用していた。家紋の文字紋としては、やはり、戦国武…
千葉県船橋市にある有馬記念(GI)開催で知られる中山競馬場、住所は千葉県船橋市古作1-1-1で市川市中山にあるわけではないのに、なぜ中山競馬場と言うのだろうか。高田馬場の決闘で知られる堀部安兵衛は、その時、まだ中山安兵衛…
日本の捕鯨は和田一族によって始められた。古来から、熊野灘沿岸は鯨の回遊ルートで、慶長11年(1606年)、太地浦(現・和歌山県東牟婁郡太地町)の豪族・和田一族の忠兵衛頼元が太地浦を基地として鯨方を組織し、突捕漁法による捕…
もしあなたの家の家紋が、蜻蛉紋の三つ蜻蛉(みつとんぼ)であれば、あなたのルーツは村山党の金子氏かもしれない。金子氏は武蔵七党の一つ桓武平氏村山党の一族である。武蔵国多摩郡村山を領した平頼任(たいらのよりとう)が村山党の祖…
田村という苗字は、「田圃(たんぼ)が広がる村」といういかにも日本的な意味で、田村姓は全国各地から生まれている。「じゃあ、田村を逆さにした村田さんはどういう意味なのか?」と考える人もいるかと思うのだが、「村の田圃」でたしか…
全国におよそ28万人ほどで、日本人の名前としては52位〜55位くらいにランキングされるのが小野姓。歴史的には小野妹子(おののいもこ)、小野小町(おののこまち)、三跡のひとり小野道風(おののみちかぜ)、小野篁(おののたかむ…
応神天皇20年(289年)9月、必死の思いで朝鮮半島を脱出し日本を目指す船があった。戦乱のため滅亡を目前にした漢王29代・阿智使主(あちのおみ)と、その子都賀使主(つかのつかいぬし)達が乗る亡命者たちの船は、木の葉のよう…
日本三景・松島にある名刹・瑞巌寺。その正式名は松島青龍山瑞巌円福禅寺。臨済宗妙心寺派の禅寺です。現存する庫裏(くり=瑞巌寺での表記は庫裡)は、江戸時代初期、伊達政宗の再興時に建てられたもので、国宝。庫裡は、禅宗寺院の台所…
長野県上田市の別所温泉にある天台宗の寺、北向観音堂(きたむきかんのんどう)。別所温泉にある天台宗の名刹、常楽寺が本坊で、南を向く善光寺と向かいあって北を向いているため、この名があります。現世利益のこの観音様と、阿弥陀様を…
南都とは、奈良時代に都があった現在の奈良市のこと。和銅3年(710年)の平城京遷都後、南都(奈良)とその周辺にあった朝廷の保護を受けた東大寺、西大寺、法隆寺、薬師寺、大安寺、元興寺、興福寺の7ヶ寺が南都七大寺(なんとしち…
奈良県奈良市にある元興寺(がんごうじ)はかつて南都七大寺として栄えた寺。蘇我馬子(そがのうまこ)が飛鳥(あすか)に建立した日本最古の本格的仏教寺院・法興寺(現・飛鳥寺)が平城京遷都に際して平城京(奈良)に移転し、元興寺と…