洞爺湖

洞爺湖

北海道虻田郡洞爺湖町(とうやこちょう)と有珠郡壮瞥町(そうべつちょう)にまたがる巨大な湖が洞爺湖。湖水面積70.72平方キロで、国内第9位の大きさを誇っています。11年前の巨大噴火で誕生した東西11km、南北9kmの洞爺カルデラのカルデラ湖(陥没した火口原に水が溜まったもの)で、洞爺湖有珠山ジオパークのシオサイトになっています。

中島の島々は溶岩ドーム群

洞爺カルデラをもたらした大噴火による火山灰は、北海道全域から東北地方北部にまで降り積もっています。
カルデラ湖としては、屈斜路湖、支笏湖に次ぎ、国内3位の大きさ。
洞爺湖の中央にある中島は、5万年前の噴火で形成された溶岩ドーム群(11の火山が確認されています)で、湖面に頭を出しているのが大島、観音島、弁天島、饅頭島です(中島はその総称)。
遊覧船で中島に渡り、散策路を歩けば、中島の環境に適応して独自の生態をもつエゾシカを観察できます。
大島には縄文時代の遺跡があり、3000年前の土器が発掘されています。

観光の拠点は南岸の洞爺湖温泉、壮瞥町温泉で、洞爺湖汽船の「中島巡り遊覧船」も洞爺湖温泉街にある駅前桟橋から出航。
『洞爺湖ロングラン花火大会』の会場も、洞爺湖温泉湖畔で、期間中に洞爺湖温泉に宿泊すれば、宿または花火鑑賞船などから花火見学ができます。
洞爺湖の南には有珠山、昭和新山があり、観光的には洞爺湖とセットのコースになっています。

洞爺湖の湖畔沿いに、南岸を道道2号(洞爺湖登別線)、東岸を道道132号(洞爺公園洞爺線)、西岸を道道578号(洞爺虻田線)があり、湖を一巡することができます。
その道道沿いの園地には全58基の彫刻が配され、「とうや湖ぐるっと彫刻公園」となっています。
新緑の5月に行なわれる『洞爺湖マラソン』は、この道道を使って反時計回りに洞爺湖を一周するもの。
温泉街の南にある西山火口散策路は、有珠山の西山西麓で発生した平成12年の有珠山噴火の火口群を観察する歩道です。

湖西岸の外輪山には国道230号が走り、洞爺カルデラを一望にするサイロ展望台があります。
東岸の仲洞爺に流れ出る大川の上流に懸かるキムンドの滝は、外輪山に落ちる秘瀑です。
壮瞥町にある壮瞥公園の展望台も洞爺湖屈指のビューポイントで、洞爺湖越しの羊蹄山(ようていざん)、有珠山、昭和新山を一望に。

西岸の外輪山山頂に建つリゾートホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺」は、『2008年北海道洞爺湖サミット』(34th G8 Summit)のメイン会場になったホテルです。

洞爺湖
名称 洞爺湖/とうやこ
所在地 北海道虻田郡洞爺湖町・有珠郡壮瞥町
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

洞爺湖汽船

洞爺湖は、周囲43km、直径8km〜11kmの円形のカルデラ湖。コバルトブルーの湖面と、湖中央に浮かぶ4つの島々が、四季の移ろいのなかで豊かな表情をみせてくれます。湖畔でもっともにぎわう洞爺湖温泉町の駅前桟橋からは、洞爺湖汽船の遊覧船が運航

有珠山・西山山麓火口群(西山山麓火口散策路)

平成12年の有珠山の爆発。3週間ほどの間に西山山麓と金比羅山山麓に少なくとも65個の火口が誕生しています。その爆発で誕生した西山山麓火口群には遊歩道(フットパス)が整備され、火山の恐ろしさ、火山災害のすさまじさを目の当たりにすることができま

有珠山ロープウェイ

昭和新山とともに「日本の地質百選」に選定され、世界ジオパーク(洞爺湖有珠山ジオパーク)にも登録の活火山が有珠山(うすざん)。今なお白煙を上げる有珠山には、ロープウェイが架けられ、手軽に登山することができます。山麓駅から山頂駅までの1370m

昭和新山

頂上に溶岩塔が突き出た世界的にも珍しいベロニーテ型火山。昭和19年、有珠(うす)山麓に広がるのどかな田園地帯が、爆発にともない突然隆起を始め、もとの地面から270mも隆起し、やがて活動を停止。赤茶色の山肌を見せ、今も白煙を噴いています。洞爺

面積の大きい湖 TOP10

面積の大きい湖 TOP10

日本最大の湖といえば琵琶湖ですが、では2番目というと、正解率は一気に下がります。東海地区の人は、浜名湖はベスト5入りしていると確信していますが、実は浜名湖は10位。大きさ順にいえば、琵琶湖、霞ヶ浦、サロマ湖、猪苗代湖、中海、屈斜路湖、宍道湖

洞爺湖汽船

洞爺湖は、周囲43km、直径8km〜11kmの円形のカルデラ湖。コバルトブルーの湖面と、湖中央に浮かぶ4つの島々が、四季の移ろいのなかで豊かな表情をみせてくれます。湖畔でもっともにぎわう洞爺湖温泉町の駅前桟橋からは、洞爺湖汽船の遊覧船が運航

昭和新山

頂上に溶岩塔が突き出た世界的にも珍しいベロニーテ型火山。昭和19年、有珠(うす)山麓に広がるのどかな田園地帯が、爆発にともない突然隆起を始め、もとの地面から270mも隆起し、やがて活動を停止。赤茶色の山肌を見せ、今も白煙を噴いています。洞爺

有珠山・西山山麓火口群(西山山麓火口散策路)

平成12年の有珠山の爆発。3週間ほどの間に西山山麓と金比羅山山麓に少なくとも65個の火口が誕生しています。その爆発で誕生した西山山麓火口群には遊歩道(フットパス)が整備され、火山の恐ろしさ、火山災害のすさまじさを目の当たりにすることができま

有珠山ロープウェイ

昭和新山とともに「日本の地質百選」に選定され、世界ジオパーク(洞爺湖有珠山ジオパーク)にも登録の活火山が有珠山(うすざん)。今なお白煙を上げる有珠山には、ロープウェイが架けられ、手軽に登山することができます。山麓駅から山頂駅までの1370m

日本の湖 深さランキングTOP10

日本の湖 深さランキングTOP10

意外に知られていませんが、日本は深い湖がたくさんある、「深い湖大国」、どうして深い湖が多いかといえば、理由は簡単、火山国だから。日本の湖で、深さランキングTOP10のなかで、8湖がなんとカルデラ湖(火山の爆発による陥没で生じた湖)、残りの2

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ