三菱大夕張鉄道・南大夕張駅跡

三菱大夕張鉄道・南大夕張駅跡

北海道夕張市、夕張シューパロダム(シューパロ湖)近くを走る国道452号沿いにあるのが、三菱大夕張鉄道・南大夕張駅跡。三菱大夕張鉄道(三菱石炭鉱業大夕張鉄道線)は、石勝線・清水沢駅と大夕張炭山駅を結んだ線で、南大夕張駅はその中間駅。経済産業省の近代化産業遺産にも認定されています。

駅跡は保存車両とともに近代化産業遺産に認定

三菱大夕張鉄道・南大夕張駅跡

三菱大夕張鉄道(三菱石炭鉱業大夕張鉄道線)は、大夕張炭鉱の石炭輸送のために明治39年に開通した馬車鉄道が前身で、炭鉱の発展で専用の鉄道が敷設されたもの。

南夕張駅も明治44年6月1日、大夕張炭礦専用鉄道・二股駅として開業した歴史ある駅で、昭和4年1月22日、南大夕張駅に改称。
昭和20年には南大夕張駅隣接の南部貯木場〜下夕張の下夕張森林鉄道も開通し、石炭だけでなく、木材の搬出にも活躍しました。
昭和48年2月16日、南大夕張駅〜大夕張炭山駅の廃止で終着駅となり、昭和62年7月22日に全線廃止に。

駅舎は解体撤去されていますが、島式ホームが現存し、ラッセル式雪かき車のキ100形式キ1形貨車(国鉄キ100形貨車と同型)、スハニ6形客車(スハニ6)、オハ1形客車(オハ1)、ナハフ1形客車(ナハフ1)、セキ1形貨車(セキ1)、セキ2形貨車(セキ2)が静態保存されています。

三菱大夕張鉄道南大夕張駅跡は、保存車両とともに、夕張炭田関連遺産として近代化産業遺産「我が国の近代化を支えた北海道産炭地域の歩みを物語る近代化産業遺産群」に認定。

三菱大夕張鉄道・南大夕張駅跡
名称 三菱大夕張鉄道・南大夕張駅跡/みつびしおおゆばりてつどう・みなみおおゆうばりえき
所在地 北海道夕張市南部大宮町121
関連HP 夕張市公式ホームページ
ドライブで 道東自動車道夕張ICから約16km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 夕張市地域振興課商工観光係 TEL:0123-52-3128
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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