閉会まであと半月に迫った『北アルプス国際芸術祭2017-信濃大町 食とアートの廻廊-』。飯出敏夫が現地を取材し、ダムエリアで見逃せない作品をチョイスしました。
取材協力/北アルプス国際芸術祭実行委員会事務局
⑪土の泉
淺井裕介(あさい ゆうすけ) 日本
大町エネルギー博物館の大きな壁に、多くの市民も参加して描き上げた壁画。
自由奔放に、大町のイメージの断片が描かれたメルヘンチックな楽しい作品。
氏の『信濃大町2014-食とアートの廻廊-』の作品(今回では作品⑦にカウント)は、いまも「大町名店街」の路上で観られる。
⑫龍の棲家
岡村桂三郎(おかむら けいざぶろう) 日本
焼いた板の上に岩彩で絵を描き、板の表面を削って創作された作品。
農民と縄文人に思いを馳せて制作するという作者の今回のテーマは「龍」。
新潟の古民家を移築した「心笑館」の1階に展示。
⑬土の道・いのちの道
栗田宏一(くりた こういち) 日本
各地の「風」や「土」を素材に創作活動を続ける作者の今回のテーマは、日本海全域から運ばれた塩が糸魚川に集結し、「塩の道」を経て大町市にたどり着くイメージの作品化。
作者が列島各地を訪ね歩いて採集した土を地図上に並べて表現しているが、各地の土のその多彩な色合いにも驚かされる。
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