羽生水郷公園

埼玉県羽生市にある、かつての水郷風景を活かした37.0haの都市公園が羽生水郷公園（はにゅうすいごうこうえん）。三田ヶ谷池を中心に、水生植物園、国の天然記念物に指定される全国唯一という貴重なムジナモ自生地・宝蔵寺沼、わんぱく広場、多目的広場、花の広場、さいたま水族館などがあります。

利根川の後背湿地を活かした水郷公園

市域の北を利根川が流れ、群馬県と接する羽生市。
古くから利根川の乱流の激しかった場所で、自然堤防、河畔砂丘が発達しています。
標高の高い部分に宅地、湿地帯を水田に利用してきましたが、土地改良事業により、用水路が縦横に通じています。
羽生水郷公園のある利根川に近い三田ヶ谷地区は、もっとも標高が低い場所で、沼や湿地が残されています。

自然の沼地、湿地帯を活かした公園で、今や日本で唯一となった食虫植物ムジナモの自生地が宝蔵寺沼で、その畔を立入禁止の保護地としています。
水質汚染などで次第に姿を消してしまったムジナモは、根を持たず、水面に浮いて動物プランクトンを捕食する食中植物で、モウセンゴケ科の多年草です。

カヌー乗り場では埼玉県内産の西川材（飯能市、入間郡毛呂山町、越生町で産する杉、ヒノキ）で製作したカナディアンカヌーに体験搭乗できます。
バーベキュー場も用意され、バーベキューも可能（場所の貸し出しのみ）。
わんぱく広場には大型遊具があり、ファミリーに人気。
羽生水郷公園の中心にある円形の三田ヶ谷池は、公園の修景と遊水地を兼ねて人造池です。