小山内裏公園

小山内裏公園

東京都町田市小山ケ丘、大田川源流・大田切池周辺の自然を活かした都立公園が、小山内裏公園(おやまだいりこうえん)。谷戸(やと)と呼ばれる丘陵地に挟まれた谷状の地形自然が残された4つのサンクチュアリ(聖域)があり、湧水が多数あります。尾根緑道は、第二次世界大戦末期に戦車の性能を試すために築かれた戦車道路です。

公園の大部分は多摩丘陵に特徴的な雑木林

45.9haという広大な公園ですが、尾根緑道の北側に、大田切西谷戸、大田切北、大田切東谷戸、津島谷戸という4つのサンクチュアリは立ち入りが不可。
大田切とは、大田川が切れるところの意でまさに大田切池が大田川の源流。
水辺の広場、多目的広場、草地広場、芝生広場、里山広場、内裏池、水田、尾根緑道沿いに西展望広場、東展望広場があります。
施設としては、事前の予約で利用できるバーベキュー広場、ドッグラン(わんわんふれあい広場/利用は登録が必要)がある程度で、豊かな自然が残され、自然探勝に絶好。

津久井で取れた鮎を江戸の街まで売りに行く行商が通った津久井往還は、「鮎道」と通称されています。
江戸時代、津久井の名産は鮎で、江戸城にも献上、橋本(相模原市)、柚木(八王子市)、関戸(多摩市)から府中(府中市)を経て府中街道で江戸へと運んでいました。
5月〜9月、津久井の御菜鮎は、夜通し村継ぎで江戸城の御台所まで運ばれ、その回数は20回を数えたほど。
三ツ目山公園→鑓水小山緑地→小山内裏公園→南大沢八幡神社というルートをたどっているので、トレースすることもできます。

駐車場は、公園の北側、大田切池に近い大田切口にあります。

小山内裏公園の南側、京王電鉄多摩境駅周辺は、縄文遺跡の集積地。
とくに田端環状積石遺構(ストーンサークル)は、「日本一駅に近いストーンサークル」といわれているほか、見学できる東京都唯一のストーンサークルです(実際の遺構は土の下に保存され、レプリがで環状列石を復元しています)。

小山内裏公園
小山内裏公園
名称 小山内裏公園/おやまだいりこうえん
所在地 東京都町田市小山ケ丘2・4丁目、八王子市南大沢4・5丁目、鑓水2丁目
関連HP 東京都公園協会公式ホームページ
電車・バスで 京王電鉄多摩境駅から徒歩10分
ドライブで 圏央道相模原ICから約10km
駐車場 23台/無料
問い合わせ 小山内裏公園パークセンター TEL:042-676-8865/FAX:042-676-8858
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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