世界遺産「日光の社寺」の中核的存在が徳川家康の墓がある日光東照宮。玄関口となる石鳥居(一の鳥居)〜表門(日光東照宮の有料エリアの入口)〜陽明門の参道にある、見落とせないスポットを詳細に解説。地図とリンクされているので、スマホで開けば現地でガイドブック代わりになります。
日光東照宮 見どころガイド (1)一の鳥居〜陽明門
「日光東照宮」「日光山輪王寺」「日光二荒山神社」の二社一寺と、それらを囲む森や石垣、参道などの遺跡群が構成資産となるのが世界遺産「日光の社寺」。
石鳥居(一の鳥居)〜陽明門の間も、必見のスポットはすべて国の重要文化財(陽明門は国宝)。
なかでも時間を割きたいのが、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿がある神厩舎です。
どうして神厩舎に三猿があるのかなど、詳細は各スポットの記事を参照。
ガイドブックより詳細でわかりやすい解説です。
それぞれのスポットをクリックすると詳細な記事が表示されます
- 石鳥居(一の鳥居)
創建翌年に建立された明神鳥居で、日本三大石鳥居
筑前国福岡藩初代藩主・黒田長政(黒田官兵衛の子)の奉納で国の重要文化財 - 御仮殿
御本社を修理する際に、祭神を一時的に遷すための御殿で国の重要文化財 - 五重塔
文政元年(1818年)、若狭小浜藩10代藩主・酒井忠進(さかいただゆき)の寄進
高い免震性を誇り、国の重要文化財に指定 - 表門
日光東照宮の有料エリアの入口
左右に仁王像が配される仁王門のは神仏習合時代の名残
国の重要文化財に指定 - 三神庫(下神庫・中神庫・上神庫)
神庫とは祭礼に使う祭具を入れる倉の意
下神庫、中神庫、上神庫の3庫あり、いずれも国の重要文化財に指定 - 神厩舎
神馬(しんめ)をつなぐ厩(うまや)で、長押(なげし)上には猿の彫刻8面が
最も有名な彫刻が、三猿です
国の重要文化財に指定 - 三猿
有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿
哲学的な教えが込められています - 唐銅鳥居(二の鳥居)
陽明門への石段基部に立つ鳥居で、扁額部分には、葵の紋が
国の重要文化財に指定 - 御水舎
陽明門をくぐり、神域中の神域に入る前に身を清める場所
肥前佐賀藩の初代藩主・鍋島勝茂(なべしまかつしげ)の奉納
国の重要文化財に指定 - 輪蔵(経蔵)
経典を収納しておくための蔵で内部に回転式の輪蔵を設置
国の重要文化財 - 釣灯籠
オランダ王国が、オランダ商館を通じて3代将軍・徳川家光に献上
欧風のシャンデリア型灯籠で国の重要文化財 - 廻転灯籠(逆紋の廻り灯籠)
オランダ王国が、オランダ商館を通じて3代将軍・徳川家光に献上
灯籠上部に取り付けられた葵の紋が上下逆さになっています
国の重要文化財に指定 - 蓮灯籠
オランダ王国が、オランダ商館を通じて3代将軍・徳川家光に献上
日本では見かけないスタンド型の灯籠
国の重要文化財に指定 - 鐘楼
陽明門の前に東西に対称的に配置されているのが鐘楼と鼓楼
神仏習合時代の名残で、銅鐘を安置
国の重要文化財 - 朝鮮鐘
朝鮮通信使が香炉、燭台、花瓶(三具足)とともに持参した鐘
朝鮮国王・仁祖(インジョ)から贈られたもの
国の重要文化財に指定 - 鼓楼
陽明門の前に東西に対称的に配置されているのが鐘楼と鼓楼
神仏習合時代の名残で、鼓(太鼓)を安置
国の重要文化財 - 陽明門
東照宮文化財群でも、もっとも彫刻・建築装飾に優れた建物
三間一戸の豪壮な楼門で508体の彫刻が施されています
国宝
| 【旅に使える!】 日光東照宮 見どころガイド(1)一の鳥居〜陽明門 | |
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