池田ダム（池田湖）

徳島県三好市を流れる吉野川に築かれたダムが、池田ダム。「うだつの町」・阿波池田の北側に位置しする吉野川本川中流部に昭和50年に完成した多目的ダム。ダム湖の池田湖の上を徳島自動車道が通り、池田へそっ湖大橋が架かっています。

階段式魚道を初夏には鮎が遡上

吉野川総合開発計画の要のダムとして、洪水調節、低水流量の調節、上流の早明浦ダムと連携して吉野川北岸用水と香川用水に必要な取水位の確保、そして発電という目的で建設された重力コンクリート式ダムが、池田ダム。
堤高24m、堤頂長247mで、湛水面積は144haで、ダム湖は池田湖と通称されています。
ただし、ダム湖の延長は9.17kmもあり、細長いのが特長。
堤頂には、単純鋼鈑桁橋（橋長252m）が架かり、市民の生活道路として利用されています。

全長164.75m、最大落差11.5m、勾配1:14.3という階段式魚道が設置され（発電放水口直下流に魚道の登り口を設置＝魚が遡上しやすいよう工夫）、例年5月〜7月には、アユが群をなして遡上。
また、北岸（左岸＝上流から見て）側に吉野川北岸用水、香川用水の取水口があり、香川用水が阿讃トンネルで抜け讃岐平野（香川県）を潤してもいます。

北岸（左岸）を走る徳島県道267号（白地州津線）沿いにある池田総合管理所でダムカードを配布。
湖畔にある池田湖水際公園は、池田へそっ湖大橋を眺める一等地です。
また池田湖に架かる敷之上橋（しきのうえばし）は、吉野川には珍しい歩道吊橋です（三好市道上野敷之上線歩道橋／昭和49年完成）。

へそっこ公園

徳島県三好市池田町サラダ、JR土讃線・阿波池田駅の駅前にある公園が、へそっこ公園。三好市池田町は、四国4県の交通路が集まる交通の要衝で、「四国のへそ」をPR。毎年12月上旬〜1月上旬には『池田冬のオブジェ 夢来人イルミネーション』が開催され

早明浦ダム

早明浦ダム（さめうらだむ）は、吉野川総合開発計画に基づき、高知県長岡郡本山町と土佐郡土佐町にまたがる吉野川本流の上流部に昭和48年に完成したダム。多目的ダムとして西日本一の規模を誇り、貯水量は全国第8位。四国4県に分水され、「四国の水がめ」

吉野川

高知県いの町の瓶ヶ森（かめがもり／標高1896.5m）・白猪谷を源流に、四国山地を横断し、徳島県徳島市で紀伊水道に注ぐ長大な河川が吉野川。幹川流路延長は194kmで、日本第12位、流域面積3750平方キロは日本第17位の河川です。「坂東太郎

池田へそっ湖大橋

徳島県三好市、徳島自動車道の吉野川（池田湖）、JR土讃線、国道32号・国道192号をまたぐ橋が、池田へそっ湖大橋。全長705m、逆ランガー形式のコンクリートアーチ橋として、最大支間長200mは、日本で最も長く、土木学会田中賞、土木学会デザイ

阿波池田うだつの家・たばこ資料館

徳島県三好市池田町、レトロな町並みの残るうだつ通りにあるミュージアムが、たばこ資料館。明治期の刻みたばこ業者・旧真鍋家住宅を再生したもので、立派な「卯建（うだつ）」がたばこ産業（「阿波の刻み」）の繁栄を表しています。隣接して阿波池田うだつの