圓流院

大山寺支院10ヶ院のひとつ。1807(文化4)年、画僧嗒然(とうぜん、法名は台貫)が住職となり、1846(弘化3)年に『大山雑考』を編纂、多くの書画を残しました。平成21年に再建された建物は、天井画110枚が『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる境港市出身・水木しげるの力作。「阿弥陀浄土」「補陀落浄土」を除く108枚は妖怪画となっています。

吉島館長の秀逸な解説を聞きながら、妖怪画を鑑賞!

2009年に新築された圓流院の本堂
ギャラリーのような堂内と解説してくれる吉島潤承館長

圓流院は、大山寺の塔頭(たっちゅう)のひとつ。江戸時代以前には大山寺には42の支院(塔頭)がありましたが、明治初年の廃仏毀釈・神仏分離で(大山寺はいったん廃絶、のちに復興)、その後復興した大山寺支院10ヶ院のひとつ。信徒寺であり檀家は1軒もありません。

再建された本堂がすこし異色なのは、アートギャラリーを意識したからとか。
画僧嗒然ゆかりの名刹である圓流院。奉納された妖怪画と霊峰大山の不思議なパワーを融合させ、新たなるパワースポットの誕生となったわけです。
「描かれる妖怪は、実は神仏の化身」(吉島潤承館長)とのこと。

水木しげるの描いた格天井110枚の妖怪画の中央は描き下ろし作品でもある「大山烏天狗」(だいせんからすてんぐ)。
大山の守護神として霊山に住んだ「伯耆坊」(ほうきぼう)という名の烏天狗です。
「この烏天狗、山中で修行する修験者達を導く仏でもあるのです」(吉島潤承館長)。

そんな吉島館長の解説をじっくりと楽しみながら、堂の床に敷き並べられた座布団に寝そべって天井画を観賞することができます。

水木しげる描く110枚の天井画
中央には大山烏天狗が睨みをきかせています
圓流院
名称 圓流院/えんりゅういん
所在地 鳥取県西伯郡大山町大山9
関連HP 大山町公式ホームページ
電車・バスで JR米子駅から日交バス大山寺行きで50分、大山寺下車、大山夏山登山道を徒歩15分
ドライブで 米子自動車道米子ICから約13km
駐車場 博労座駐車場(600台/無料、スキーシーズンは有料)
問い合わせ 大山寺 TEL:0859-52-2158/FAX:0859-52-2728
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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