越ノ潟駅

富山県射水市、富山新港をひとまたぎにする新湊大橋の西詰、富山県営渡船（越ノ潟フェリー）の発着所に隣接する万葉線・新湊港線の終着駅が、越ノ潟駅（こしのがたえき）。越ノ潟駅では、富山県営渡船、射水市コミュニティバスに連絡するほか、新湊大橋・あいの風プロムナード入口近くにも位置しています。

万葉線・新湊港線の終着駅で、富山県営渡船に連絡

昭和5年10月12日、越中鉄道堀岡駅〜越ノ潟駅の開通で開業、昭和18年1月1日、富山地方鉄道射水線の駅となり、昭和41年4月5日、加越能鉄道に移管され、さらに平成14年4月1日、第3セクターの万葉線になっています。

越中鉄道は、富山駅を起点に、新伏木口駅（現・六渡寺駅）を目指して延伸し、昭和8年に新伏木口駅までの19.9kmが全通し、この路線が富山地方鉄道射水線の前身となりました。
放生津潟を開削した富山新港の建設で、射水線は分断され昭和41年4月に堀岡駅〜越ノ潟駅が廃止され、高岡側の越ノ潟駅〜新湊駅間が加越能鉄道に譲渡されて新湊港線なったのが、現在の万葉線・新湊港線のルーツです（細岡側の射水線は昭和55年4月1日廃止、細岡駅から港側の廃線跡はサイクリングロードに）。

鉄道や道路が富山新港の建設で分断されたことを受け、富山県営渡船（越ノ潟フェリー）が就航していますが、かつての富山県道1号（魚津氷見線）の代替交通手段としても機能しています（フェリーとはいうものの、車は積載することができません）。

越ノ潟駅周辺は、富山新港の開削で大きく変貌していますが、かつては風光明媚な土地で、越ノ潟海水浴場があり、放生津潟を回遊する遊覧船の起点として賑いをみせました。
そのため、かつては途中駅ながら2面2線のホームで、有人駅時代もありましたが、線路は1線が撤去され、終点駅ながら単式ホーム1面1線の無人駅となっています。

線路の途切れた先に、富山県営渡船（越ノ潟フェリー）の越ノ潟発着所があるので、ぜひ乗り継ぎの旅をお楽しみください。
帰路は、新湊大橋・あいの風プロムナードを歩くという手もあります。

越ノ潟駅
名称	越ノ潟駅／こしのがたえき
所在地	富山県射水市堀岡新明神
関連HP	万葉線公式ホームページ

問い合わせ	万葉線 TEL:0766-25-4139　FAX:0766-25-4119
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