丹生川橋梁

和歌山県伊都郡九度山町、龍王渓（りゅうおうだに）と呼ばれる渓谷美を誇る丹生川（にゅうかわ）に架かる南海電気鉄道高野線の橋が、丹生川橋梁。高野線には紀ノ川橋梁、中古沢橋梁、丹生川橋梁とレトロな橋梁が架かりますが、丹生川橋梁は高野山参詣関連遺産として経済産業省の近代化産業遺産にも認定されています。

龍王渓遊歩道から見上げることが可能

丹生川橋梁は近年再塗装され、赤い色が艶やか。
丹生川橋梁の架かる龍王渓には龍王渓遊歩道（1.5km、高野下駅〜九度山町役場は2.8km）が整備され、丹生川橋梁をくぐっています。
この遊歩道は、かつて高野の木材を運ぶための高野山森林鉄道（昭和34年廃止）として使われていたトロッコ道を再生したもの。
高野下駅を起点に歩くことができます（高野下駅〜丹生川橋梁・龍王渓は、1.1km）。

高野山参詣関連遺産として、極楽橋駅、九度山駅、高野下駅、紀伊細川駅、紀伊清水駅、下古沢駅、上古沢駅、紀伊神谷駅、学文路駅、紀ノ川橋梁、高野山駅、鋼索線（高野山ケーブルカー）とともに経済産業省の近代化産業遺産「社寺参詣や温泉観光・海水浴に端を発する大衆観光旅行の歩みを物語る近代化産業遺産群」にも認定されています。