湯の沢峠（湯の沢峠のお花畑）

山梨県甲州市と大月市の境、日本百名山の一座である大菩薩嶺（2056.9m）から南の笹子峠へとに続く尾根筋の黒岳（1987.6m）の南肩に位置する峠が湯の沢峠。標高は1650m。峠近くまで山梨県営林道焼山沢真木線（11km／一部未舗装）が通じており、5分ほど歩けば湯の沢峠のお花畑に到達できます。

車で到達できる峠にはお花畑も

入口の「やまと天目山温泉」から30分ほど焼山沢真木林道西線（甲州市大和町初鹿野〜湯の沢峠）のを走れば峠近くの湯の沢峠駐車場、避難小屋まで到達可能（未舗装区間があります／11人乗り以上の車両については通行禁止／事前に山梨県営林道通行情報の確認を）。
湯の沢峠のお花畑と通称される草原には、マツムシソウ、ウメバチソウ、ノイバラ、シシウド、ヤマオダマキ、オオハギボウシ、シシモツケソウ、キンポウゲなどが開花します。
8月〜9月にかけて広がるマツムシソウの群落は見事で、「お盆過ぎが見頃」とは常連の話。

湯の沢峠一帯の天然林と広い草原は、小金沢山自然保存地区に指定され、富士山、北岳、間ノ岳、農鳥岳の白峰三山など南アルプス、八ヶ岳を眺望する展望地にもなっています。
南の富士山のビュースポット、大蔵高丸山（1781m）へは徒歩30分。

県営林道焼山沢真木線は、大菩薩湖（上日川ダム）方面への山梨県営日川林道にも接続しています。

大菩薩湖（上日川ダム）

山梨県甲州市、一級河川・富士川水系日川（ひかわ）に建設された上日川ダムのダム湖が大菩薩湖。上日川ダムは、堤高87mのロックフィルダムで、葛野川ダム（松姫湖）との間で水を往来させる揚水式発電が行なわれています。ダム湖の名は日川水源の大菩薩嶺に