瀧谷寺
福井県坂井市、北前船(西廻り航路)の寄港地として繁栄した三国湊(三国港)の古刹、瀧谷寺(たきだんじ)。南北朝時代の永徳元年(1381年)、睿憲上人(えいけんしょうにん)が開山した寺で、性海寺とともに、越前における真言宗の…
福井県坂井市、北前船(西廻り航路)の寄港地として繁栄した三国湊(三国港)の古刹、瀧谷寺(たきだんじ)。南北朝時代の永徳元年(1381年)、睿憲上人(えいけんしょうにん)が開山した寺で、性海寺とともに、越前における真言宗の…
愛知県瀬戸市は、「陶所(すえと)」が転じて瀬戸となった(『尾張地名考』)といわれる、1000年余りの歴史を誇る焼き物の町。「窯垣の小径」(かまがきのこみち)は、その昔、洞(ほら)などの窯場へ通う職人が往来し、窯から出され…
宮城県東松島市の鳴瀬川河口にある明治時代の港湾施設の遺構が野蒜築港。明治政府が近代港湾として最初に着手した国家的プロジェクトがこの野蒜築港です。明治11年に着工、4年後に内港地区が完成し、国際貿易港を目指して外港部分の工…
静岡県浜松市北区と天竜区の境、天竜川に架る国道362号の道路橋が鹿島橋(かじまばし)。昭和12年に架橋されたレトロな橋は、現存する戦前では最大スパンの上曲弦カンチレバートラスで、土木学会の土木遺産になっています。鹿島橋が…
福井県坂井市にある三国港は、宮城県の野蒜築港(のびるちくこう)、熊本県の三角西港(みすみにしこう)と並んで、明治三大築港のひとつ。九頭龍川河口右岸から港西片に突き出している三国港突堤は、明治11年、政府が派遣したオランダ…
長野県白馬村の東山(小高い丘陵が連なる東側のエリア)にある集落で、かつて善光寺・戸隠詣での往来で栄えた善光寺街道柄山峠越え(からやまとうげごえ)途中に位置したのが青鬼(あおに)。棚田の広がる59.7haの地区が国の重伝建…
重要伝統建造物群保存地区に指定される白馬村青鬼(あおに)地区ですが、白馬連峰を眺望する絶景の青鬼の棚田は、「日本の棚田百選」にも選定。長野県内には1万2000haもの棚田がありますが、もっとも絶景なのが青鬼の棚田。現在は…
木曽川本流が木曽谷から流れ出る中流部、現在の岐阜県恵那市、中津川市(旧蛭川村)に大正11年に着工、大正13年に完成した大井ダム。後に電力王として知られる福沢桃介率いる大同電力が築いたダムで、日本最初のダム式発電所、そして…
岩手県盛岡市、城下町・盛岡の北の寺町である北山寺院群は、石川啄木、宮沢賢治ゆかりの地。城下町の北辺の愛宕山麓に広がる寺町で、盛岡城の北方防備の役割をも担って、城下の町割りと同時に形成されたもの。北山寺院群を寺町通り(旧国…
長野県白馬村、白馬三山を源流に清冽な雪融け水が集まる松川(姫川水系)。有名な白馬大雪渓の水も松川となって流れ出ています。その松川のに架かるのが白馬大橋で、白馬三山のビューポントとなっているため、「日本の道100選」にも選…
長野県白馬村にある一級河川・姫川の源流が姫川源流自然探勝園。過去には水質ランキング日本一にも輝く一級河川・姫川。国道近くに一級河川の源流、中央分水嶺(日本海と太平洋の分水嶺)が位置する貴重な場所で、源流部は姫川源流湧水と…
盛岡市大慈寺町にある共同井戸が青龍水(せいりゅうすい)。北上川の伏流水が流れる南の寺町(寺ノ下寺院群地区)・鉈屋町。原敬の墓所である大慈寺と祇陀寺(ぎだじ)の境内からは清水が湧き、木管で共同井戸の水源としています。祇陀寺…
岩手県盛岡市鉈屋町にある大慈寺を水源とする生活用水が大慈清水(だいじしみず)。京から豪商・鉈屋長清が盛岡にやってきて、釶屋山菩提院(やおくざんぼだいいん)という寺を建てたのが町名の起りの鉈屋町。鉈屋町は、城下町の風情を色…
長野県小谷村にある昭和12年架橋のレトロなコンクリートアーチ橋が親沢橋。長野県技師・中島武の創意によって生まれた世界最初の鉄筋コンクリート・ローゼ桁橋で、同じ小谷村の姫川橋などとともに土木学会の土木遺産に認定されています…
長野県小谷村、姫川支流の蒲原沢(新潟・長野県境)に昭和11年架橋された橋が国界橋(こっかいばし)。国道148号旧道にかかる全長48.2m、最大支間長31mのトラス橋で、土木学会の「日本の近代土木遺産」(現存する重要な土木…
岩洞湖(がんどうこ)は、岩手県盛岡市玉山区藪川の丹藤川(たんどうがわ)上流の農業用のダム湖で、昭和36年に岩洞ダム(ロックフィルダム)完成とともに誕生した湖。白樺林に囲まれ、人造湖とは思えないほど美しい湖で、その美しさは…
北海道函館市元町・末広町にある坂道が大三坂(だいさんざか)。道の両側にある擬洋風建築と石畳のエキゾチックな雰囲気で「坂の町」函館でもっとも絵になる場所ともいわれ、大三坂からチャチャ登りへと続く坂道は映画『夕陽の丘』(昭和…
北海道函館市元町、古くは箱館奉行所、明治時代には函館出張開拓使庁が置かれていた場所に整備された公園が元町公園。室町時代には地方豪族・河野政通の箱型の館がここにあったのが箱館(はこだて=函館)の地名の由来になっています。園…