日本新三大夜景都市とは!?

新日本三大夜景都市

「日本新三大夜景」は、全国の夜景観光士(夜景観光士検定の有資格者)のアンケート結果をもとに夜景観光コンベンション・ビューローが認定するもので3年に一度、「日本新三大夜景都市」のブランド認定を実施しています。2022年(第3回目改選)の選出は、1位・北九州市、2位・札幌市、3位・長崎市です。

都市全体としての夜景の魅力を夜景観光士が評価

函館山、掬星台(きくせいだい=神戸市・六甲山の夜景の名所)など単独のスポットとは異なり、「日本新三大夜景都市」と、都市全体の夜景の魅力度を全国の夜景観光士(6100名)が評価したもの。

1位 北九州市

北九州市は、「工場夜景ブーム」がきっかけで注目度が高まりましたが、門司港レトロ、皿倉山、小倉イルミネーションなど、地元のコンテンツを活かして積極的に夜景の魅力を高めたことで、1位にまで上り詰めました。
北九州市には、皿倉山、高塔山公園、足立公園、門司港レトロ展望室、小倉イルミネーション、戸畑祇園大山笠、和布刈公園第二展望台、若戸大橋、小倉城と日本夜景遺産認定が9つもあり、「バラエティ豊かな夜景観光資源があります」(北九州市)とPRしています。
2018年、若戸大橋ライトアップを実施、小倉城庭園の夜間照明の整備と、夜景観光資源を磨き上げてきたこともその評価につながっています。

皿倉山

皿倉山

北九州市八幡東区にある標高622mの山が皿倉山。神功皇后(じんぐうこうごう)が山に入ったとき、下山時に夕闇が迫り、「更に暮れたり」と語ったのが山名の由来という伝説も。北九州国定公園、帆柱自然公園に指定され、皿倉山8合目には皿倉山ビジターセン

門司港レトロ展望室

建築家・黒川紀章(くろかわきしょう)の設計した高層マンション「門司港レトロハイマート」の31階に設けられた展望台が門司港レトロ展望室。門司港レトロ地区のランドマークともなっている「門司港レトロハイマート」最上階、高さ103mの展望室からは約

高塔山公園

高塔山公園

福岡県北九州市の若松区と戸畑区を結ぶ若戸大橋。その西に5kmほどのところに位置する標高122mの高塔山山頂一帯18.0haは高塔山公園として整備されています。若戸大橋や北九州市街を一望にする展望台、県木の森、万葉植物園、仏舎利塔、虚空蔵菩薩

足立公園

足立公園

福岡県北九州市小倉北区、標高597.8mの足立山(霞ヶ岳)の山麓、市街地近くに広がる緑豊かな公園が足立公園。森林浴の森日本100選に選定される公園で、森林浴遊歩道「こもれびの小径」も整備されています。北端の展望広場(望玄荘展望台)からは小倉

和布刈第二展望台

和布刈第二展望台

門司港レトロ地区から古城山の山頂部にある和布刈公園展望台に車で上る途中、ヘアピンカーブを利用してつくられた展望台が和布刈第二展望台。門司港レトロ地区を眼下に、関門海峡や関門橋を一望にする展望台となっています。木製のテラスデッキ、道路の路側の

若戸大橋

若戸大橋

北九州市の幅数百m、長さ10kmの細長い入江状の洞海湾(現在は北九州港に)に架かる長大橋が国道199号の若戸大橋。昭和37年9月27日に供用開始し、当時は「東洋一の夢の吊り橋」で、観光客も訪れる高度成長のシンボル的な存在にもなっていました。

小倉城

小倉城

関門海峡に面した小倉は九州、瀬戸内の入口に位置する交通の要衝。戦国時代の末に尾張国出身の毛利勝信(もうりかつのぶ=森勝信)が九州平定と肥後国人一揆鎮圧の功労で秀吉から豊前国小倉領を拝して築城したのが小倉城始まり。江戸時代には小倉藩の藩庁とな

小倉イルミネーション|北九州市|2024-2025

2024年11月1日(金)~2025年1月13日(月・祝)17:00〜22:00、福岡県北九州市小倉区で『小倉イルミネーション』が開催。小倉駅や紫川の河川敷など都心部の各エリアで様々な演出や趣向を凝らしたイルミネーションが冬の夜を照らします

戸畑祇園大山笠

戸畑祇園大山笠|北九州市|2024

2024年7月26日(金)~7月28日(日)、福岡県北九州市で『戸畑祇園大山笠』が行なわれます。博多祇園山笠、小倉祇園太鼓とともに福岡県の夏の三大祭(三大祇園祭)のひとつ。見所は、戸畑区役所前の浅生1号公園一帯で7月27日(土)18:30~

2位 札幌市

標高531mの藻岩山展望台をはじめ、札幌大倉山展望台(300m)、JRタワー(160m)、旭山記念公園(137m)、さっぽろテレビ塔(90m)、幌見峠(320m)など俯瞰的に眺められる夜景スポットが多いのが特長で、高評価につながっています。
さらに『さっぽろホワイトイルミネーション』は日本の大規模イルミネーションイベントにおける元祖的な存在です。

藻岩山展望台

札幌市街南西に位置する、藻岩山山頂(標高530.9m)にあるの展望台。藻岩山観光自動車道、あるいは「もいわ山ロープウェイ」と「もーりすカー」を乗り継げば山頂の展望台に歩かずに到達できます。晴れた日の昼なら支笏湖を囲む樽前山などの外輪山や、石

さっぽろテレビ塔

札幌市街の中央を東西に貫き西1丁目から西12丁目まで続く、幅105m、全長1500mの公園が、大通公園。もともとは「火防線」と呼ばれる防火地帯で、碁盤目状の市街を整備する基準となっています。その大通公園の東端に建つのが、高さ147.2mのさ

大倉山ジャンプ競技場(札幌大倉山展望台)

世界のジャンパーが競い合う大倉山のジャンプ競技場。昭和47年の冬季オリンピック札幌大会のジャンプ競技場としても有名。競技開催日、公式練習日などを除き、ペアリフトでジャンプ台の上(頂上)に上がることが可能です。頂上には展望ラウンジもあり、自慢

幌見峠

幌見峠

札幌市中央区、藻岩山の西、札幌市街と盤渓(ばんけい)とを結ぶ峠越えの札幌市道滝の沢線にあるのが幌見峠。例年7月には札幌市街を見下ろす斜面にラベンダーが開花する幌見峠ラベンダー園が開園しますが、その脇には幌見峠展望駐車場が整備され、4月〜10

第44回さっぽろホワイトイルミネーション|2024-2025

昭和56年に日本で最初の本格的なイルミネーションとして始まったのが『さっぽろホワイトイルミネーション』。大通会場、駅前通会場、南一条通会場に分かれて、北の都を美しく彩ります。その雰囲気は札幌ならではで、「雪まつりよりロマンチック」と、カップ

3位 長崎市

長崎港を山々が取り囲む、すり鉢状の地形が特徴的な長崎市。
港を囲む稲佐山山頂展望台、鍋冠山公園、風頭公園、グラバー園と各方向からのバリエーションある夜景を楽しめることも特長。
大浦天主堂、中島川の石橋群のライトアップも魅力的です。
少し斜陽化していた稲佐山の長崎ロープウェイも、夜景の人気で見事に復活しています。
イベントでは『長崎ランタンフェスティバル』が有名。
2021年にはモナコ、上海(中国)と並び「世界新三大夜景」に再認定され、世界の夜景都市・長崎としてその存在を確立しています。

稲佐山山頂展望台

稲佐山山頂展望台

函館山、六甲山(掬星台)と並び「日本三大夜景」に数えられるのが長崎市の・稲佐山。公園となった稲佐山の一等地に建つ円形の展望台が稲佐山山頂展望台で、展望台1階には「ハートツリー」、「プロミスハート」が設置され、屋上の床面にLEDの照明器具を埋

鍋冠山公園

鍋冠山公園

長崎県長崎市、大浦天主堂やグラバー園などの観光名所がある南山手地区の背後に聳える172.4mの鍋冠山を利用した公園が鍋冠山公園。山の形が鍋をふせたように緑が茂るのが鍋冠山という名の由来。観光的にはまだまだ無名の展望地ですが、夜景の名所として

風頭公園

風頭公園

長崎県長崎市、標高145mの風頭山周辺に整備された風頭公園(かざがしらこうえん)。園内には、坂本龍馬像のほか、司馬遼太郎作『竜馬がゆく』の文学碑、日本初の職業カメラマンで、あの有名な立ち姿の龍馬を撮影した上野彦馬の墓などが点在し、龍馬通りと

大浦天主堂

幕末の1857(安政4)年に、長崎での踏み絵が廃止され、外国人のための聖堂建立が認められました。大浦天主堂は1864(文久3)年にフランス人・フューレ神父とその志を継いだプチジャン神父によって建立され、別名フランス寺とも呼ばれた教会。現存す

眼鏡橋

眼鏡橋

長崎市内を流れる中島川に架かる眼鏡橋は日本で初めてつくられたアーチ型石橋。唐寺である興福寺第2代目住職の黙子如定(もくすにょじょう)が、参詣者のためにと江戸時代初めの寛永11年(1634年)に架けられたといわれ、長さ23m、幅4.5m。国の

長崎ランタンフェスティバル

2025長崎ランタンフェスティバル|長崎市

2025年1月29日(水)~2月12日(水)、長崎県長崎市で『2025長崎ランタンフェスティバル』を開催。長崎に住む華僑の人々が旧正月を祝うために『春節祭』の祭りとして始めたものを平成6年に『長崎ランタンフェスティバル』としてバージョンアッ

日本新三大夜景都市とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
日本三大夜景

日本三大夜景とは!?

日本三大夜景に数えられるのは北海道函館市の函館山、神戸市六甲・摩耶山の掬星台(きくせいだい)、そして長崎市の稲佐山です。共通するのは眼下に海・港があり、ロープウェイで上った山頂から夜景を眺めるという点。加えての共通点はFMラジオの基幹送信所

新日本三大夜景

新日本三大夜景とは!?

夜景写真の先駆者でもある縄手真人(なわてまさと)氏が中心となって平成15年4月1日に発表されたのが新日本三大夜景。函館山(函館市)、摩耶山掬星台(神戸市)、稲佐山(長崎市)の日本三大夜景とは、少し趣を異にして、山梨県笛吹川フルーツ公園(山梨

 

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