淡墨桜(うすずみざくら)は、岐阜県本巣市・淡墨公園にある樹齢1500年以上というヒガンザクラの古木。三春滝桜(福島県田村郡三春町)、山高神代桜(山梨県北杜市)と並ぶ日本三大桜に数えられています。さらには荘川桜、臥龍桜とともに岐阜県の三大桜のひとつ。国の天然記念物、さらには淡墨公園が「日本さくら名所100選」に選定。
推定樹齢1500年の桜は継体天皇手植えの伝承も
平成3年測定では樹高16.3m、幹囲目通り9.91m、枝張りは東西26.90m・南北20.20m。
満開はつややかな白、散り際には淡墨色になることから淡墨桜と名付けられているのです。
3月下旬〜4月下旬に桜の保護を優先するために淡墨桜の樹勢への影響がないLED照明でのライトアップが行なわれています。
淡墨公園には広い芝生広場やアスレチック遊具なども整備され、開花期には特産品の販売も実施。
例年1日に8000人を超える見物客が訪れるという人気ぶりです。
周囲10m内外での耕作を禁止し、柵を厳重にして根接ぎを施した場所への立ち入りを禁止など地元では不断の保護策が行なわれ、その成果が結実し今も毎年美しい花を咲かせています。
淡墨桜の開花に合わせて樽見鉄道は4月1日~15日頃に特別ダイヤ(桜ダイヤ)で運転。
継体天皇お手植え!?
伝承によれば、5世紀、男大迹王(をほどのおおきみ=後の継体天皇)がこの地を去る時に、檜隈高田皇子(ひのくまのたかたのみこ=宣化天皇)の産殿を焼き払い、その跡に1本の桜の苗木を植えたのが、この淡墨桜なのだとか。
伝承によれば、5世紀、男大迹王(をほどのおおきみ=後の継体天皇)がこの地を去る時に、檜隈高田皇子(ひのくまのたかたのみこ=宣化天皇)の産殿を焼き払い、その跡に1本の桜の苗木を植えたのが、この淡墨桜なのだとか。
淡墨桜 | |
名称 | 淡墨桜/うすずみざくら |
所在地 | 岐阜県本巣市根尾板所上段995 |
関連HP | 本巣市公式ホームページ |
電車・バスで | JR東海道線大垣駅から樽見鉄道にに乗り換えて、終点樽見駅から徒歩15分。開花期には樽見鉄道は桜ダイヤで運転 |
ドライブで | 名神高速道路岐阜羽島ICから約45km。または、大垣ICから約47km |
駐車場 | 淡墨公園駐車場(700台/有料) |
問い合わせ | 淡墨桜開花状況 TEL:058-323-0880(自動応答)/根尾総合支所 TEL:0581-38-2511 |
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