広島県竹原市、竹原沖、大三島との間の瀬戸内海に浮かぶのが、大久野島。標高90mほどの山頂部に位置するのが、大久野島山頂展望台。展望台からは瀬戸内の多島美を一望にできます。「ひょっこり展望台」と通称され、ウッドデッキが整備されています。
港や休暇村から1時間ほどで往復できる、絶景の展望台
大久野島の島全体が緑に包まれた山なのは、戦前は芸予要塞の一部で、さらに帝国陸軍が化学兵器(毒ガス)の開発を行ない、立ち入りが禁止だったから。
戦後は、瀬戸内海国立公園に指定され、大久野島国民休暇村(現・休暇村大久野島)だけが島内に築かれ、自然と歴史に親しむ基地として発展しています。
大久野島山頂展望台には、周囲の島の名前がわかる「のぞき穴」、ここから眺める星の名が記される「回転星座盤」、自分の影が現在の時間を指す「影で分かる時計」、さらには近くには本州と大三島を結ぶ送電線(大三島支線)の高さ226mという日本一高い送電鉄塔もあります。
また展望台の北側の尾根には芸予要塞の大久野島中部砲台跡があり、山道をたどれば北部砲台跡へと下山できます。
基地となる休暇村大久野島から大久野島山頂展望台(ひょっこり展望台)は、徒歩1時間ほどみておけば往復できます(島の外周路も3.3kmで見学時間を除けば1時間ほどで一周できます)。
大久野島山頂展望台(ひょっこり展望台) | |
名称 | 大久野島山頂展望台(ひょっこり展望台)/おおくのじまさんちょうてんぼうだい(ひょっこりてんぼうだい) |
所在地 | 広島県竹原市忠海町大久野島 |
電車・バスで | 大久野島第一桟橋から徒歩20分、大久野島第二桟橋から徒歩20分 |
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