刈込池

刈込池は大野市の北東部、石川県、岐阜県と県境を接する両白山地の三ノ峰（2128m）の南西、願教寺山（1690m）中腹の幅ヶ平（水面標高1075m）に位置する美しい池。池の周囲は400m、最大の水深は4.5m。周囲はブナ林で囲まれ、池にはモリアオガエルが生息し、白山国立公園の第一種特別地域に指定されています。

湖面に映る三ノ峰は絶景

福井県の紅葉スポットとしても有名で、池から望む三ノ峰、水面に映る逆さ三ノ峰は絶景。
福井県道173号（上小池勝原線）の終点（小池公園前）、小池野営場をスタート地点とするハイキングコース（刈込池まで1時間）は家族連れやグループで楽しめ、人気が高い。

ブナの原生林に囲まれた腐植栄養型・高原型の湖沼、刈込池。
モリアオガエルが生息しています。

刈込池一帯の台地250haは昭和53年から県有地となっていますが、それ以前は民有地で、オウレン畑などに利用されていました。
オウレン畑は自然林が必要なため、幅ヶ平一帯のブナの森が守られたというわけなのです。
現在では白山国立公園の第1種特別地域として、自然が厳しく守られています。

上小池・刈込池自然研究路（全長4.3km、所要2時間30分）も整備されているので自然観察には絶好。

白山を開いた泰澄（たいちょう）が、白山千蛇ヶ池に棲んでいた大蛇を分けてこの池に狩込んだことが地名の由来とする伝承もあります。

人気シーズンは秋の紅葉ですが、紅葉の見頃は例年10月下旬〜11月上旬。
土・日曜、祝日は駐車場、道路が混雑するので注意が必要。