横浜中華街・善隣門

横浜中華街・善隣門

神奈川県横浜市、中華街大通り入口にある牌楼(ぱいろう)の善隣門(ぜんりんもん)は、横浜中華街のシンボル。初代の善隣門が建てられたのは昭和30年2月で、それまで中華街は「南京町」と呼ばれていました。この善隣門に「中華街」と記されたことにより、中華街の呼び名が定着したのです。

横浜中華街の姿勢「親仁善隣」を掲げる

建設当初は「牌楼門」と呼ばれていましたが、昭和64年に現在の姿にリニューアルされ、平和を願い隣国や隣人と仲良くするという「親仁善隣」という言葉を掲げられたことから、以来、善隣門と呼ばれています。

中国・春秋時代の歴史書『春秋左氏伝』の一節「親仁善鄰、國之寶也」(「仁に親しみ隣に善(よ)くするは、国の宝なり」)に由来するもの。
この言葉は、横浜中華街の大陸(中国)系と台湾系の華僑同士の対立から協調へ、さらには新華僑と老舗店舗との対立から連携へという歴史を背景に、中華街の合言葉のようにもなっているのです。

横浜中華街発展会の会員証に「We are ChinaTown」と記されているのも「礼節待人の中華街」、「善隣友好の中華街」の証なのです。

横浜中華街・善隣門
名称 横浜中華街・善隣門/よこはまちゅうかがい・ぜんりんもん
所在地 神奈川県横浜市中区山下町
関連HP 横浜中華街発展会協同組合公式ホームページ
電車・バスで みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩3分、またはJR石川町駅から徒歩5分
ドライブで 首都高速横羽線横浜公園ランプから約1km
駐車場 中華街パーキング(300台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ インフォメーション・センター「ChinaTown80」 TEL:045-681-6022/FAX:045-211-0593
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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