京都府京都市下京区、梅小路機関区の扇形庫を活用して開設された日本初の鉄道動態保存施設・梅小路蒸気機関車館を前身とする鉄道博物館が、京都鉄道博物館。大正3年築、旧梅小路機関区の扇形庫(せんけいこ)は、引き込み線などとともに国の重要文化財に指定されています。
本館のほか、梅小路機関車庫、旧二条駅舎を併設
梅小路蒸気機関車館を前身に、大規模なリニューアルが行なわれ、平成28年4月29日にオープンしたのが、京都鉄道博物館。
「地域と歩む鉄道文化拠点」が基本コンセプトで、「鉄道を基軸とした事業活動を通じた地域の活性化に貢献する」がミッションとなっています。
駅のプラットホームをイメージし、O系新幹線などが展示される「プロムナード」から始まり、3階建ての本館、大正時代を代表するトラス構造を持つホームとして価値のある2代目京都駅のホームにトワイライトエクスプレスなどを展示する「トワイライトプラザ」、明治37年築の旧二条駅舎(移築保存、内部にミュージアムショップを設置)、蒸気機関車を展示する国の重要文化財の扇形車庫(梅小路機関車庫)と転車台、そして体験展示施設の「SLスチーム号」、連絡デッキから蒸気機関車検修の作業風景を見学することが可能な「SL第2検修庫」があります。
本館1階にはディーゼル車初の特急車両として投入された特急「くろしお」(キハ81-3)、ボンネット型車両の特急「雷鳥」(クハ489-1)などの実物車両を展示し、人気。
「プロムナード」に置かれた実際にブルートレインの食堂車として使用されていた車両を使った「食堂車・お弁当販売ブース」では、オリジナル弁当などを味わうことができます。
JR京都線や東海道新幹線などを眺めるレストランは、本館の2階に。
旧二条駅舎内の「ミュージアムショップ」では、鉄道ファン向けのグッズ、子供向けのグッズなどを多数販売。
本館3階には図書資料室もあり、『鉄道ファン』『鉄道ピクトリアル』『鉄道ジャーナル』などの雑誌、鉄道の車両・技術・歴史・文化などの概説書などを読むことができます(前日までの予約制)。
京都鉄道博物館 | |
名称 | 京都鉄道博物館/きょうとてつどうはくぶつかん |
所在地 | 京都府京都市下京区観喜寺町 |
関連HP | 京都鉄道博物館公式ホームページ |
電車・バスで | JR梅小路京都西駅からすぐ。または、JR京都駅から徒歩20分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 京都鉄道博物館 TEL:0570-080-462 |
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