日本最古級の壁画が出土したことで有名な上淀廃寺跡の近く、向山古墳群を整備した公園で、2つの丘陵に全長52mの岩屋古墳(向山1古墳)など前方後円墳など総数17基の古墳が点在する因幡国(いなばこく)の古代史ゾーン。5世紀後期から6世紀後期にかけての古墳群で、前方後円墳の密集度では全国有数の規模で国指定史跡。
復元された帆立貝式古墳にも注目を!
伯耆古代の丘公園の園内には40種の古代ハスが6月下旬〜9月にかけて咲く「古代ハスの園」、向山・瓶山から出土した遺物を展示する「伯耆古代の館」、土器・埴輪作りや火起こし体験ができる「古代体験の館」、高さ15mの高床式の建物を復元した「弥生村」、木製フィールドアスレチックが揃う「冒険広場」、古墳時代中期の帆立貝式古墳を復元し、周囲に104体の埴輪(はにわ)を配した「帆立貝式古墳」などがあります。
「弥生村」の高床式の展望塔は、米子市淀江町稲吉の角田遺跡から出土した弥生時代中期の壺に描かれた高床建物の線刻絵画を復元したもの。線刻絵画は、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)の「物見櫓」にも活用されています。
予約で、火起こし、土笛つくり、土器づくり、埴輪づくり、アクセサリー(勾玉)づくり、どんぐりクラフトなどが可能。
周辺には食事や買い物ができる「白鳳の里どんぐり館」、天然温泉の「淀江ゆめ温泉」もあって1日たっぷりと遊ぶことが可能です。
向山古墳群と帆立貝式古墳
現在までに前方後円墳9基、円墳5基、方墳2基、不明1基の、計17基が確認されており、岩屋古墳(向山1号墳)は、全長52mの前方後円墳。長者ヶ平古墳(ちょうじゃがなるこふん/向山5号墳)は、全長48mを測る帆立貝式の前方後円墳。「帆立貝式古墳」は、円丘に小さな方形の張り出しをつけて全体の平面形が帆立貝形になる古墳。円丘部分の張り出しは、妻木晩田遺跡(むきばんだいせき/米子市)や西谷古墳群(島根県)などに見られる弥生時代の四隅突出型墳丘墓と同様に祭祀の場として造り出しを付設したものと推測できます。
現在までに前方後円墳9基、円墳5基、方墳2基、不明1基の、計17基が確認されており、岩屋古墳(向山1号墳)は、全長52mの前方後円墳。長者ヶ平古墳(ちょうじゃがなるこふん/向山5号墳)は、全長48mを測る帆立貝式の前方後円墳。「帆立貝式古墳」は、円丘に小さな方形の張り出しをつけて全体の平面形が帆立貝形になる古墳。円丘部分の張り出しは、妻木晩田遺跡(むきばんだいせき/米子市)や西谷古墳群(島根県)などに見られる弥生時代の四隅突出型墳丘墓と同様に祭祀の場として造り出しを付設したものと推測できます。
伯耆古代の丘公園 | |
名称 | 伯耆古代の丘公園/ほうきこだいのおかこうえん |
所在地 | 鳥取県米子市淀江町福岡1529 |
関連HP | 米子市公式ホームページ |
電車・バスで | JR淀江駅からどんぐりバスで10分、民俗資料館前下車、徒歩5分。または、JR淀江駅から徒歩20分 |
ドライブで | 山陰自動車道淀江ICから約1km |
駐車場 | 50台/無料 |
問い合わせ | 伯耆古代の丘公園 TEL:0859-56-6817 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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