箱根旧街道石畳(東坂)
箱根越えの旧東海道沿いには、箱根関所から東の畑宿寄りの東坂、三島宿へと下る西坂ともに石畳が整備されていました。街道時代の雰囲気が色濃く残るのが、元箱根〜畑宿間の東坂に残る石畳で、箱根旧街道石畳と通称されています。当時の石…
箱根越えの旧東海道沿いには、箱根関所から東の畑宿寄りの東坂、三島宿へと下る西坂ともに石畳が整備されていました。街道時代の雰囲気が色濃く残るのが、元箱根〜畑宿間の東坂に残る石畳で、箱根旧街道石畳と通称されています。当時の石…
「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」と唄う有名な『箱根馬子唄』(はこねまごうら)。馬子(まご)とは馬を引いて馬の背で荷物を運ぶ馬方のこと。畑宿から東海道の東坂を登りきった平坦地が八丁平(八町平)。馬子がひと息入…
神奈川県箱根町、寄木細工(よせぎざいく)で知られる旧東海道畑宿(はたじゅく)にある一里塚。畑宿は宿場ではなく立場(たてば)ですが、町並みのはずれに江戸から数えて23里目の一里塚が残されています。街道を挟んで両側に塚が残さ…
元和年間(1615年~1624年)に、箱根旧街道の美観を考慮して植林されたとも、箱根関所開設時に、川越城主・松平正綱によって設けられたともいわれている並木道が神奈川県箱根町にある旧街道杉並木。東海道では松並木が主体だが、…
渋沢栄一らが明治21年に埼玉県榛沢郡上敷免村(現・深谷市上敷免)に創業した日本煉瓦製造会社。生産されたレンガの大量輸送を可能にしたのが、明治28年に日本鉄道・深谷駅から敷設した4.2kmに及ぶ専用の引込線。途中、備前渠鉄…
現在の埼玉県深谷市にあった旧日本煉瓦製造会社(明治21年創業)で大量に生産されたレンガは、日本の近代化に多大な貢献を果たしていますが、大量輸送を可能にしたのが、深谷駅から敷設された専用の引込線。廃線跡は、遊歩道「あかね通…
長野県下諏訪町は、中山道(なかせんどう)と甲州街道の合流点。街道時代の面影を色濃く残しているのが、諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや)あたりの旧中山道です。本陣を務めた岩波家には、街道時代の建物の一部と庭園が…
愛知県新城市、長篠城(ながしのじょう)を眼前にする有海原の篠場野に立つ碑が鳥居強右衛門磔死之碑(とりいすねえもんたくしのひ)。長篠の戦いの際、徳川家康(岡崎城)への救援要請という重要な使命を負って豊川を泳ぎ下って長篠城の…
現在の愛知県新城市を舞台にした長篠の合戦の激戦地、長篠設楽原古戦場(ながしのしたらがはらこせんじょう)。武田軍のは精鋭の騎馬隊を誇りましたが、織田・徳川連合軍は、設楽原中央を流れる連吾川の西岸に馬防柵を2kmに渡って築き…
愛知県新城市、長篠設楽原古戦場(ながしのしたらがはらこせんじょう)にある、決戦の際に弾正山( だんじょうやま )に構えた徳川家康本陣跡。武田軍に包囲され籠城した長篠城を救援するため徳川家康は設楽原に出陣し、弾正山に陣を構…
兵庫県神戸市中央区、山陽新幹線新神戸駅の北、700mほどのところにあるのが布引五本松堰堤(布引ダム)。開港後の神戸居留地には慢性的な水不足があり、神戸港寄港の船に水を供給する必要もあり、明治33年、日本最初の重力式コンク…
江戸時代、東海道の宿場町として栄えた由比(現・静岡市清水区由比)。往時には、本陣、脇本陣を中心に、旅籠(はたご)が建ち並んでいたという。東海道筋のなかで由比は、本陣の敷地が唯一当時のままに残されている地。残念ながら本陣の…
江戸時代の東海道で「海道(街道)一の絶景」といわれた景勝地が由比(由井)宿(ゆいじゅく/現・静岡市清水区由比)と興津宿(おきつじゅく/現・興津本町)の中間にある薩埵峠(さったとうげ)。東海道本線由比駅から南へと旧東海道(…
静岡県富士市、ふじのくに田子の浦みなと公園内にあるのが山部赤人万葉歌碑。奈良時代の歌人・山部赤人(やまべのあかひと)が詠んだ有名な『富士山を望む歌』(「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にそ富士の高嶺に雪は降りける」万葉集・…
埼玉県朝霞市にある前方後円墳が柊塚古墳(ひいらぎづかこふん)。根岸古墳群を構成する一基で、前方部は大幅に削られていますが、埼玉県南部で唯一、墳丘が現存する前方後円墳で、埼玉県の史跡になっています。新河岸川に臨む標高21m…
埼玉県加須市にあった中世から近世初頭の城が騎西城(きさいじょう)。築城時期は不明ですが、戦国時代には上杉家と北条家の攻防の場所となりました。江戸時代初めには徳川家康の側近が城主を務めていましたが、寛永9年(1632年)に…
東京都大田区田園調布の多摩川台公園内にある前方後円墳が亀甲山古墳(かめのこやまこふん・きっこうやまこふん)。墳長107.25m、多摩川流域では最大の古墳で、国の史跡になっています。立川市から続く延長約30kmの国分寺崖線…
東京都大田区田園調布の多摩川沿いの台地、立川市から続く延長約30kmの国分寺崖線(こくぶんじがいせん)の南端部分に築かれた8基からなる古墳群が多摩川台古墳群。一帯は多摩川台公園として整備され、古墳群の北に宝莱山古墳(都の…