垂水の滝

石川県輪島市、「能登の親不知」（のとのおやしらず）といわれる曽々木海岸、寛政4年（1792年）、海蔵寺八世・麒山が掘削した「波の花道」の北にあるのが垂水の滝。岩倉山流紋岩の断崖を、海に直接落ちる落差35mの滝で、滝近くに真浦ポケットパークが整備されています。

旧道の八世乃洞門近くで海に落ちる滝

国道249号（奥能登絶景海道）は、八世乃洞門新トンネルで抜けてしまいますが、海岸沿いには海蔵寺八世・麒山が掘削した「波の花道」が現存し、明治時代改修の岩をくり抜いた隧道（トンネル）は、東宝映画『忘却の花びら』（昭和32年公開、監督：杉江敏男）で、小泉博と司葉子のキスシーンが撮影された場所のため、「せっぷんとんねる」と呼ばれています。

曽々木海岸は、厳冬期に海岸を埋める波の花で有名ですが、垂水の滝も厳しい冬の西風を受け、滝の水が噴水のように舞い上がるため、別名「吹き上げの滝」とも呼ばれています（逆さ滝は冬の風物詩）。

国道を走ると、八世乃洞門新トンネルでは、ちょうどトンネルの上に川が流れ、通過してしまいます。
八世乃洞門新トンネルの珠洲市側にある真浦ポケットパークにいれ、観賞を。

曽々木海岸・窓岩

石川県輪島市、時国家（本家上時国家）がある曽々木地区の海岸線は、国道249号が走りますが、奥能登の景勝地のひとつが曽々木海岸・窓岩。奥能登絶景海道と呼ばれる国道249号ですが、窓岩、せっぷんトンネル、垂水の滝（断崖から海に落ちる滝）と続く一

曽々木海岸

輪島から珠洲へと続く2kmの海岸線が曽々木海岸（そそぎかいがん）。かつては「能登の親不知（おやしらず）」と恐れられた交通の難所で、台風や厳冬期には荒波が海岸線まで打ちつけ、旅人の往来を阻んだのです。その荒波の海蝕で生まれた奇岩や大岩棚が連続

せっぷんとんねる

奥能登の霊山・岩倉山が海に落ちる場所が、輪島市と珠洲市の境に位置する「能登の親不知」と呼ばれる「波の花道」。寛政4年（1792年）、海蔵寺八世・麒山が掘削したもので、明治20年に大改修が行なわれていますが、この明治時代大改修の手掘り隧道（ト