東洋のナイアガラで日本の滝百選? なるほど「原尻の滝」は凄いぞ!

東洋のナイアガラ

大分空港から車で2時間。大分県豊後大野市にある原尻の滝は「東洋のナイアガラ」と呼ばれ、おおいた豊後大野ジオパーク認定で、「大分県百景」。その上、日本の滝百選というのだから、百の二乗で壱万に値するのでしょうか? 百聞は一見にしかず! そのスケールと周辺の見どころ、食べどころを深堀りしてみました。

様々な角度から眺めてみよう「原尻の滝」

東洋のナイアガラ
「滝見橋」真ん中から東洋のナイアガラを俯瞰

注目の「東洋のナイアガラ」といわれる原尻の滝、いく筋にも轟音を立てて流れ出す滝の全容は、少し下流側に架かる吊橋「滝見橋」の真ん中からの俯瞰が良いでしょう。

そして、滝壺近くまで降り立つこともできますから、濡れることなど気にしないで。思い切り行けるところまで行ってみましょう。
その迫力と爽快感はそこに立たなければ体験できない異次元。探検隊の隊長になった気分!真夏なら滝壺にザブンと飛び込みたくなる爽快感も満点。
人工物では味わえない地球の鼓動をドーンと感じる空間です。

東洋のナイアガラ
吊橋「滝見橋」がコレ、かなりスリルがあり、爽快!
東洋のナイアガラ
滝壺近くは迫力満点

凄い迫力なのにどこか「のほほん」としているナイアガラ

滝の上には広々とした沈下橋(ちんかばし=洪水時には橋面が水面下になる橋、高知県の四万十川が有名)が掛かっていて、農家の軽トラが走っているし、観光客ものんきに歩いています。
沈下橋ですから柵がないので、流れ落ちる滝の先端近くまで行くこともできます。

誰にでも迫力の写真や動画が撮影できるという訳ですが、滝壺側と同様に無理は禁物!
節度ある行動をお勧めします。

東洋のナイアガラ
ちょっぴりのんきな感じの幅広な沈下橋が滝上に(左側がすぐ、滝の落口です)

取材(執筆・撮影)/板倉あつし
取材協力/公益社団法人ツーリズムおおいた

原尻の滝
名称 原尻の滝/はらじりのたき
所在地 大分県豊後大野市緒方町原尻
関連HP 豊後大野市公式ホームページ
電車・バスで JR緒方駅からタクシーで5分
ドライブで 大分自動車道大分米良ICから約45km
駐車場 20台/無料、道の駅原尻の滝駐車場(100台/無料)
問い合わせ 豊後大野市商工観光課 TEL:0974-22-1001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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ABOUTこの記事をかいた人。

板倉あつし

日本旅のペンクラブ理事、ラジオ・テレビレジャー記者会会員。過去には『夕刊フジ』に毎週、温泉と食を連載。旅、食と温泉、音楽、車などの乗り物、自然と環境などに精通。年間の取材日数は150日。足繁く取材して、鮮度のいい情報を発信、様々な角度から素材を掘り起こします。 また独自のネットワークを活用してコラボレーションを図ります。テレビ『いきなり黄金伝説』にも多数出演。 (日本温泉地学学会会員・温泉ソムリエマスター・温泉観光士)

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