『北アルプス国際芸術祭2017』イベント・パフォーマンスに注目!

「信濃大町 食とアートの廻廊」と謳ってはいるが、「食」についてはいまひとつ食い足りない印象を受ける。それは、配布される「信濃大町グルメガイド」に店名と料理写真、地図に店名と店番号が記されているだけで、早い話が食と店は勝手に自分で探して行ってください、という案内しかないからなのだが・・・。

㉟おこひるの記憶

YAMANBAガールズ 日本
その点、このイベント・パフォーマンスと銘打たれた会場は出色の存在。
地元のお母さんたちの郷土食豊かな料理「おこひる」(農作業の間に食べる軽食の意)と語り部による民話、さらに地元のお母さんたち(ヤマンバ・ガールズ!)との交歓の楽しみがある。

こうした会場を各エリアに設けていれば、看板倒れの印象もなかったにちがいない。
多くの人に訪ねていただきたいが、土日祝のみの予約制。
しかも会期中はほぼ満席で、キャンセル待ちしか期待できない、というのはなんとも残念。

DATA

会期中の毎週土・日曜、祝日13:00~、11:30~(繁忙期のみ) 
料金1500円
予約制(090-4461-3863鈴木さん)

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温泉紀行ライター。 約20年間を旅行書の取材・執筆・編集者として過ごし、 91年、温泉専門誌『温泉四季』(西北社) の創刊に参加。 同誌廃刊後、95年、温泉情報誌制作を中心とする温友社を設立。 10年からフリー。 現在は年間100日以上温泉取材を行う。 得意分野は秘湯系。 主な著書に、『一度は泊まってみたい秘湯の宿70』(成美堂出版)、 アサヒDVDブック『秘湯ロマン』(朝日新聞社)、『名湯・秘湯の山旅』(JTBパブリッシング)、 『旅の手帖mini 達人の秘湯宿』(交通新聞社) など。 TV「秘湯ロマン」監修ほか、TV出演も。 日本旅のペンクラブ理事、日本温泉地域学会会員、温泉達人会代表。

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