表富士側にある富士登山道富士宮口・三島口の標高2380m地点にあり、マイカーで登れる日本最高所が富士山スカイライン五合目。富士山周遊道路の二合目から富士山スカイライン(静岡県道152号富士公園太郎坊線)13.0kmを使い、約1時間の道程。二合目〜五合目間は、夏期にはマイカー規制を実施、冬期は全面通行止め(冬期閉鎖)に。
「日本の道100選」にも選定の山岳ドライブウェイ
富士山スカイラインは、標高1700m〜2380mの間は、眼下に駿河湾を眺めながらヘアピンの連続で、一気に高度をかせぎ、雲上の世界へ。
温暖な静岡県ですが、途中1800mくらいから亜高山帯となり、シラビソ、オオシラビソなどの森となります。
さらに登って五合目あたりがちょうど森林限界に。
富士山スカイラインは垂直分布も楽しめて、富士山に登る山岳道路として「日本の道100選」にも選定されています。
富士山スカイライン五合目の富士宮口五合目レストハウスは令和3年度に火災にあったため現在、利用ができません。
仮設トイレが設置されるのみなので、トイレなどは事前に水ヶ塚駐車場、高鉢駐車場で済ませておくことが賢明です。
五合目から宝永火口までは宝永遊歩道が整備され、往復で1時間ほど。
最初は森林帯ですが、途中で森林限界を抜け、お花畑を横切って火山荒原に(霧の際には道標を見失い、迷いやすいので注意が必要/山なれない人は夏山の晴天時のみ入山を)。
火口壁に立ち、火口群を眺めたら、六合目の雲海荘経由で五合目に戻るプランも可能です。
雲海荘では富士宮やきそばなどで昼食も可能。
ちなみに一般県道富士公園太郎坊線の起点は、富士山頂(富士宮口山頂)で、標高3712m。
実はこの地点が県道の標高日本一。
実は富士山スカイラインだけでなく、それに接続する登山道も県道扱いになっているのです。
一般県道富士公園太郎坊線となっている富士登山道(富士宮口登山道)は、富士登山の最短ルートですが、それでも五合目〜富士宮口山頂は、徒歩5時間30分の行程。
一気に高度を稼ぐので高山病には要注意です。
また三島は、夏場に雷雲の発達しやすい場所。
雷にも注意が必要です。
先に開通した富士山有料道路(富士スバルライン/昭和39年4月1日供用開始)の終点が五合目を名乗ったために、昭和45年7月1日の開通時に新五合目と嵩上げしたもの。
その後、富士山の登山口では各所で同様の嵩上げが行なわれています。
富士山スカイライン側の新五合目も、現在では「新」が取られて五合目になっています。
富士山スカイライン途中に残る馬返という地名もかつての新大宮口登山道の名残です。
富士山スカイライン五合目 | |
名称 | 富士山スカイライン五合目/ふじさんすかいらいんごごうめ |
所在地 | 静岡県富士宮市富士山 |
関連HP | 富士宮市公式ホームページ 富士登山オフィシャルサイト |
ドライブで | 新東名高速道路新御殿場ICから約32km。東名高速道路裾野ICから約37km。新東名高速道路新富士ICから約38km |
駐車場 | 500台、マイカー規制期間は水ヶ塚駐車場(有料)に駐車し、シャトルバスを利用 |
問い合わせ | 富士宮市観光課 TEL:0544-22-1155 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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