雀の地獄
熊本県阿蘇郡南小国町、標高800mから1000mの丘陵地にある清流の森自然公園内にある奇観が雀の地獄(すずめのじごく)。雀の地獄は、公園中央の駐車場近くに位置する冷泉湧出地。地表からは冷泉とともに硫化ガスが吹き出しており…
熊本県阿蘇郡南小国町、標高800mから1000mの丘陵地にある清流の森自然公園内にある奇観が雀の地獄(すずめのじごく)。雀の地獄は、公園中央の駐車場近くに位置する冷泉湧出地。地表からは冷泉とともに硫化ガスが吹き出しており…
熊本県阿蘇郡南阿蘇村白水地区のほぼ中央に位置する湧水池・明神池水源を中心とした公園が明神池名水公園。天正時代、子供がなかった地元吉田城の城主が池の水で身を清め、群塚神社境内にある誕生石に願掛けしたところ子宝に恵まれたとい…
島根県松江市島根町、隠岐へのフェリーの出航する島根半島の加賀港(かかこう)の北に突き出した潜戸鼻(くけどはな)にある奇勝が、加賀の潜戸(かかのくけど)。潜戸の名の通り、日本海の荒波で侵食された洞門(海蝕洞)があり、「マリ…
秋田県男鹿市、男鹿半島の根元にそびえる寒風山(354.7m)の北東麓、滝の頭水源地とその湧水群の水を溜めた神秘的な沼がありますが、沼から150mほど下流に位置するのが滝の頭円形分水工。1日2万5000トンという湧水を、男…
宮崎県小林市東方にある奇岩が陰陽石。高さ17.5mの男石(陽石)、周囲5.5m女石(陰石)があるので夫婦岩とも呼ばれています。子宝の神、生産の神として信仰され、例年秋分の日に『陰陽石祭り』を実施。加久藤火砕流堆積物が造り…
熊本県阿蘇郡産山村、日本の棚田百選、そして文化庁の重要文化的景観にも選定される扇棚田(おおぎたなだ)の水源となるのが山吹水源。7万年前の九重火山群の火砕流によって生み出された台地から毎分30トンほど湧き出す水で、1300…
熊本県南阿蘇村を走る国道57号沿いにある落差60m、幅20mの巨瀑で、日本の滝百選にも選ばれている名瀑が数鹿流ヶ滝(すがるがたき)。阿蘇大橋からも眺めることができますが、国道57号沿いの駐車場から徒歩5分で観瀑台。平安時…
高知県室戸市、室戸岬の先端の岩礁地帯にある浜が灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)。室戸岬は19歳の空海(弘法大師)が難行苦行を重ね悟りを開いた地と伝えられ、途中には、空海(弘法大師)ゆかりの灌頂ヶ浜や目洗池などの史跡が点在して…
高知県室戸市、白亜の室戸岬灯台が建つのが室戸岬。安芸山地(あきさんち)が太平洋に落ち込む突端に位置し、岩礁に荒波が砕けるダイナミックな景観は国の名勝に。一帯には天然記念物に指定されているアコウやアオギリなどの亜熱帯性植物…
和歌山県東牟婁郡古座川町を流れる古座川に架る潜水橋が明神の潜水橋。増水時に橋が水没して流出を防ぐかたちが潜水橋(沈下橋)で、高知県を流れる四万十川(しまんとがわ)が有名ですが、紀南にも古座川とオオウナギ生息地として有名な…
宮城県栗原市、栗駒山(1626.5m)の南麓に広がる、「尾瀬に並ぶ」といわれる高層湿原が世界谷地原生花園。世界谷地とは文字通り、広い(世界)・湿原(谷地)の意で、栗駒山の南に派生した尾根上の、大地森(1173m)と揚石山…
富山・新潟県境の富山県朝日町や新潟県青海町、糸魚川市一帯では縄文時代から古墳時代の遺跡から翡翠(ヒスイ)の加工工房が発見されています。ここで加工された原石は、海岸で採取したもの。朝日町の宮崎・境海岸はヒスイの原石が浜に打…
福島県耶麻郡磐梯町に湧く、磐梯西山麓湧水群の代表格が龍ヶ沢湧水(りゅうがさわゆうすい)。江戸時代には会津藩の命で、旱魃に襲われても涸れることがない湧水のため、磐梯山(噴火以前)、慧日寺(えにちじ)と並び大規模な雨乞いが行…
山形県の北端、山形県飽海郡遊佐町(ゆざまち)、遊佐吹浦の岩場に十六羅漢が刻まれたのが十六羅漢岩。複雑な海岸線は、10万年前に鳥海山の噴火で流れ出た溶岩が冷え固まり、浸食されてできたもので、鳥海山・飛島ジオパークの文化サイ…
島根県知夫村、隠岐・知夫里島(ちぶりじま)の西海岸に続く、1kmの荒々しく削り取られた断崖が知夫赤壁(ちぶせきへき)。日本海の荒波に削られた海食崖の高さは50m~200mにおよび、その色彩のすばらしさに目を奪われます。「…
和歌山県東牟婁郡串本町、串本市街と砂洲で結ばれた陸繋島の先端で、太平洋に臨む本州最南端の岬が潮岬(しおのみさき)。本州最南端はクレ崎と呼ばれる地です。平坦な海食台地の岬で、40m以上の海食崖が連なり、突端には白亜の潮岬灯…
兵庫県豊岡市にある円山川東岸にある玄武岩の洞窟と岩壁が玄武洞。160万年前に起こった火山活動で流れだした溶岩が冷え固まるときに六角形の規則正しい割れ目(節理)をつくり出したもの。玄武洞のほか、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北…
兵庫県香美町小代区にある3.1ha39枚という小さな棚田ながら、農林水産省の「日本の棚田百選」に選定されるのが、うへ山の棚田。貫田地区にあるため、「貫田の棚田」とも呼ばれています。地すべり地をうまく活用した棚田であるため…